国家の怠慢 (新潮新書) | 高橋 洋一, 原 英史 | Amazon
すべては怠慢のツケである――医療は崩壊寸前にまで追い込まれ、オンラインを使った診療・授業は機能せず、政府の給付金さえスムーズに届かない。新型コロナウイルスは、日本の社会システムの不備を残酷なまでに炙り出した。それは、政治、行政、マスコミの不作為がもたらした当然の結果でもあった。これまで多くの改革を成し遂げてきた財務省と経産省出身の二人のエキスパートが、問題の核心を徹底的に論じ合う。
~ もくじ ~
はじめに
第1章 コロナで見えた統治システムの弱点
第2章 間に合っていたはずの規制改革
第3章 なぜ役人は行革を嫌がるのか
第4章 モリカケ問題と前川さん、佐川さん
第5章 毎日新聞の「スクープ」で考える報道と国会
第6章 マスコミ報道に未来はあるのか
第7章 産業が丸ごとなくなる時代に
おわりに
~ なるほどな一文 ~
日本では、各種の雄姿機や会議のメンバーはあくまで有識者。政策決定にかかわる経験はない人が大半です。そうした人たちにいろんな意見を言ってもらいながら、コンセンサスを形成し、最終的に政府の方針にお墨付けを与えてもらうというぷろせすは、平時なら機能しますが、緊急時にはそんなことをやっていられない。緊急時に専門知見をもって行政的対処のできる人材の層は厚くしておく必要があると思います。(P23)
~ もう一つなるほどな一文 ~
ですから、国会は新聞よりも、もっとひどい状態。他人を貶めようと思ったら、虚偽でもなんでも言いたい放題。一般社会なら名誉棄損として犯罪になったり損害賠償請求を受けることでも、何ら咎められません。世の中で一番劣悪なフェイクニュース製造機関が国会、次にひどいのが新聞です。(P144)
これで、、、2007年07月13日以降(4872日)、、、
読んだ本 1066冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 259150ページ(1日平均53ページ)
atasinti - 読書メーター
これは面白い。
さすがは元官僚さんだけあって、中にいた方々だけに、あれもこれもよくわかっていらっしゃる。
日本でなぜ行政改革が進まないのか、日本のマスコミはなぜダメダメなのか、モリカケ問題の本質は何で、なぜあんな風に騒がれることになったのか、日本のコロナ対応が後手後手のわけは・・・とてもよくわかります!
しーゆー。
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