Amazon.co.jp: 魔王 新装版 (講談社文庫) : 伊坂 幸太郎: 本
「これはもしかして」
安藤は、自分が念じた言葉を相手が必ず口に出すと偶然気づく。
「腹話術」と名付けた能力を携えて、彼は一人の政治家に近づいていく。
同居する弟の潤也は兄が迫りつつある不穏そのものを直観する。
~ もくじ ~
魔王
呼吸
文庫あとがき
解説 斎藤美奈子
新装版への解説 大森望
~ なるほどな一文 ~
「今、この国の国民はどういう人生を送っているか、知っているのか? テレビとパソコンの前に座り、そこに流れてくる情報や娯楽を次々と眺めているだけだ。死ぬまでの間、そうやってただ、漫然と生きている。食事も入浴も、仕事も恋愛も、すべて、こなすだけだ。無自覚に、無為に時間を費し、そのくせ、人生は短い、と嘆く。もっと言えば、まともに生活することもままならない人間が多すぎる。彼らは無料の娯楽で、毎日を過ごす。テレビとインターネットだ。豊富な情報と、単調な生活から生まれてくるのは、短絡的な発想や憎悪だけだ」(P50)
これで、、、2007年07月13日以降(5766日)、、、
読んだ本 1251冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 314198ページ(1日平均54ページ)
atasinti - 読書メーター
「魔王」も「呼吸」も最後が「えっこれで終わりなの?こんな終わり方なの?」という感じでしたが面白かったです。
なにより、この小説が書かれたのが2004年~2005年だというのがすごい!
この小説には小さな能力を持った超能力者が2人出てきますが、もしかしたら伊坂幸太郎さんは未来を見る能力をこっそりと持っているのではなかろうか!?
しーゆー。
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