グロテスク 下 (文春文庫 き 19-10) | 桐野 夏生
名門Q女子高校を出て20年後。一流企業のOLとなりながら言い知れぬ挫折感を味わっていた佐藤和恵は、夜の女として渋谷の街角に立つようになる。そこで、ひたすらに男を求め続けて高級娼婦から街娼に身を落としたユリコと再会する。「今に怪物を愛でる男が現れる。きっと、そいつはあたしたちを殺すわよ」。そのユリコの言葉は現実となる。彼女らの前に現れる中国人チャン・・・。
~ もくじ ~
第五章 私のやった悪いこと-<張の上申書>
第六章 発酵と腐敗
第七章 肉体地蔵-<和恵の日記>
最終章 彼方の滝音
解説 斉藤美奈子
~ なるほどな一文 ~
発酵も腐敗も、微生物によって起きると教えてくれたのは生物教師の木島先生ではありませんか。それには水が必要、と。わたしが考えるに、見ずとは、女の場合、男なのです。
~ マイ関連ブログ ~
・グロテスク 上 (2024.10.10)
これで、、、2007年07月13日以降(6313日)、、、
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atasinti - 読書メーター
名門女子高に通う女性たちの心お腹のドロドロを描いた上巻。
それから20年、それぞれの女性が堕ちていく過程を描いた下巻。
同じ娼婦になったとしてもそれぞれその意味合いが異なってます。
しかしやっぱり「グロテスク」と呼ぶほどのことではないような・・・
ところで、主人公の妹と友人を殺した犯人の中国人の長い長い上申書は、女性たちの心情とは関係ないし、いらなかった気がします。
これがなかったら、もっとスムーズに読めたのに・・・
しーゆー。
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