たちどまって考える (中公新書ラクレ (699)) | ヤマザキマリ |Amazon
パンデミックを前にあらゆるものが停滞し、動きをとめた世界。
この先世界は、日本はどう変わる? 黒死病からルネサンスが開花したように、また新しい何かが生まれるのか? 混とんとする毎日のなか、それでも力強く生きていくために必要なものとは?
世界を飛び歩いていたけど、コロナ禍でできなくなった漫画家・ヤマザキマリさんがたちどまって考えたこと。
~ もくじ ~
はじめに
第1章 たちどまった私と見えてきた世界
第2章 パンデミックとイタリアの事情
第3章 たちどまって考えたこと
第4章 パンデミックと日本の事情
第5章 また歩く、その日のために
おわりに
~ なるほどな一文 ~
パンデミックの先がどんな世界につながるかは、私たちの意識次第です。しかし今のこの時期は成虫になる前の準備段階であり、14世紀イタリアのルネサンスや戦後の日本のように文化が開花するための熟成期間にだってなり得るのです。(P139)
~ もう一つなるほどな一文 ~
誰かが考えた通りのもの、想定したイメージのもの、最初からゴールが決まっているようなものを世の中に発信していても、化学変化は起きません。「思いもかけないことが起きてしまいましたね」という展開があってこそ、文化的ルネサンスが起きるのです。(P164)
これで、、、2007年07月13日以降(4938日)、、、
読んだ本 1080冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 262751ページ(1日平均53ページ)
atasinti - 読書メーター
文化的民族的違いを無視して西欧に比べて日本はダメだと批判することも、ただひたすら西欧化を目指すことも意味はない。
本能的に反射的に行動するのではなく、今一度、その行動は自分にとって、周囲にとってどうなんだと考えてから行動すること、そうできる心の余裕を持つことが大事なことなんだなぁと感じました。
パンデミックのときはそういう心の余裕を持てない人が増えてしまう、それが今の現状・・・
しーゆー。
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