
Amazon.co.jp: 両手にトカレフ (ポプラ文庫 ふ 10-1) : ブレイディ みかこ
寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。いつもは閉じているエレベーターの扉が開いて、ミアは思わず飛び乗る。図書館で出合ったのは、カネコフミコの自伝。夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた...
~ 目次 ~
1 ガール・ミーツ・ガール
2 別の世界の入り口
3 子どもには選べない
4 貧しい木につくチェリー
5 母たち、娘たち
6 本当のことは誰にも言えない
7 リリックの伝染
8 子どもであるという牢獄
9 一緒に震える
10 あなたを助けさせて
11 ここから逃げる
12 ここだけが世界とは限らない
エピローグ
対談「私は私なんだ」という想いを持つ バービー×ブレイディみかこ
~ なるほどな一文 ~
ある男子に見られているから、自分の価値が急に上がるなんておかしな話だ。私は私だ。私の価値を決めるのは私。それを外側から上げ下げする人間がいるのはムカつく。(P110)
これで、、、2007年07月13日以降(6373日)、、、
読んだ本 1358冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 349668ページ(1日平均54ページ)
atasinti - 読書メーター
引き込まれるように一気に読んでしまった。
イギリスに住む14歳の少女が出会ったのは、本の中の100年以上前の日本の少女。
二人の生き様がシンクロする。
この日本の少女、金子文子が大正時代に大逆罪で刑務所入りし獄死した実在の人物で、彼女の手記の部分は彼女が刑務所の中で書いた自伝の引用だということを、最後の対談を読んで知りました。
しーゆー。
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