
Amazon.co.jp: ボトルネック (新潮文庫) : 米澤穂信
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか...
~ もくじ ~
序章 弔いの花
第一章 岐路の夜
第二章 希望の街
第三章 知らない影
第四章 緑の目
終章 昏い光
解説―次の一歩を 村上貴志
これで、、、2007年07月13日以降(6514日)、、、
読んだ本 1401冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 365567ページ(1日平均56ページ)
atasinti - 読書メーター
あまりにも「残酷」な物語りでした・・・
以下、ネタバレあり。
パラレルワールドものですが、行った先の世界が普通のパラレルワールドものとはちょっと異なります。
自分の世界で流産したと聞いていた姉が生まれていて、かわりに自分は生まれていない世界。
そして自分の周りに起きていたいくつかの不幸な出来事がそこでは好転している。
仲が悪い父と母がそこではいい年してラブラブだし、中学の時に事故で死んだ彼女がそこでは生きているし・・・
その「違い」の原因が自分と姉の性格、行動の違いにあったと思い知らされたところで、元の世界に戻される。
そこで物語は終わるので、その後の主人公がどう生きていくのかは読者の想像次第。
姉のように行動的に生きていけることを祈ります。
しーゆー。
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