
ラブカは静かに弓を持つ (集英社文庫) | 安壇 美緒
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇して以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り...
~ もくじ ~
第一楽章
第二楽章
エピローグ
文庫版スペシャルショートストーリー
音色と素性
解説 斉藤壮馬
~ なるほどの一文 ~
「初めての発表会を間近に控えてのアドバイス。本番は、ちょっと遠くの小窓の向こうに音を届けるように弾いてみて」(P129)
~ もう一つなるほどの一文 ~
コンサートで第一音を出す瞬間の脳波って、飛行機のパイロットが離着陸する時と同じ状態なんだって。(P131)
これで、、、2007年07月13日以降(6649日)、、、
読んだ本 1432冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 376234ページ(1日平均56ページ)
atasinti - 読書メーター
音楽教室とJASRACの裁判だ題材の小説。
面白い内容でした。
そして、まるでチェロが美しい音色を奏でるような美しい文体。
途中で結末は予想できましたけどね。
しーゆー。
0 件のコメント:
コメントを投稿