2019年2月4日月曜日

日本の8大聖地

日本の8大聖地 (知恵の森文庫)
島田裕巳
光文社 (2019-01-08)
売り上げランキング: 22,051
著者が考える日本の8大聖地を訪問し、そこがなぜ聖地なのか、聖地とは何なのかを考えます。

しかし8大聖地の1つが天理教教会本部というのはなんだかなぁという感じですが、著者がなぜそこを選んだのかは訪れてみればわかると言っているので、行ったことない私があーだこーだ言うのはやめておきます。

行きたくても簡単には行けない、宗像の沖ノ島が、祀っているのは3人の女神なのに女人禁制なのはなぜでしょう?
元々、古の祈祷師は女性が多かったのではないでしょうか?
たとえば沖縄のクボー御獄は、女性の祈祷師が祈る場所で男子禁制。
なのになぜ、ここは女人禁制?
宗像の女神さんたちは嫉妬深いから、女性が立ち寄ると怒りくるって禍を呼ぶ?

~ もくじ ~
はじめに
第1章 クボー御獄(沖縄・久高島) 何もない空間を聖地にするもの
第2章 大神神社(奈良・桜井市) なぜ神体山は封印されたのか
第3章 天理教教会本部(奈良・天理市) 訪れる者を圧倒する一大宗教都市
第4章 稲荷山(京都・伏見区) 何でものみ込む現世利益信仰
第5章 靖国神社(東京・千代田区) 英霊とギャルの祭典
第6章 伊勢神宮(三重・伊勢市) なぜ古代の継承神話が必要なのか
第7章 出雲大社(島根・出雲市) 神が人間の前に現れるとき
第8章 沖ノ島(福岡・宗像市) タブーで封印された聖地
おわりに
文庫版あとがき
 
~ なるほどな一文 ~
簡単には朽ちて消滅していかないところに聖地の力があり、秘密がある。人がそこを特別な場所として認識している限り、聖地は聖地であり続け、すたたびその活力を取り戻す可能性を秘めているのである。(P50)
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(4225日)、、、
読んだ本   948冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 228661ページ(1日平均54ページ)
atasinti - 読書メーター
 
 
今、「聖地」と言うと、この本に書かれているような宗教施設に関係した場所に限りません。
マンガやアニメの舞台となった場所、ミュージシャンがプロモーションビデオで使った場所、そんな場所がそのマンガやアニメ、ミュージシャンのファンの間で「聖地」と呼ばれ、訪問する人たちがいる、そんな「聖地」が日本にはいくつもあります。
そのマンガやアニメ、あるいはミュージシャンなどを信奉する人たちにとっては、そんな聖地を訪れることは、江戸時代のお伊勢参りよりも、ある意味宗教的と言えるかもしれません。
私はそんな聖地巡りをしてみたい。
と言っても、なかなかそんな暇はなさそうだなぁ・・・
しーゆー。
 


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